不倫慰謝料請求の事例(夫30妻27慰謝料額計350離婚)
(個人情報保護の観点から一部修正しています。)
私は27歳の女性です。
19歳の時に卵巣のう腫を患って以来、子どもが出来にくい体質だと 医師から言われていました。
当時、お付き合いをしていた主人にもそれは 伝えてありましたが、「子どもが欲しくて一緒になるわけじゃないから。 」 と言って付き合って5年ほどで結婚に至りました。
私の場合、妊娠に一縷の望みもないわけではなく、 不妊治療などを行うことで、授かった事例はたくさんあるそうですが、 私自身がそれほど子どもを持つことに思い入れがないので、 毎週のように婦人科に通うことはとても辛いものでした。
なかなか子どもも授からず、一体何をしているのだろう?と 思うのですが、主人も三十路になり、周りの人がどんどん 「パパ」になっていくのをうらやましく感じているようでした。
結局、主人は他の女性(27歳)と不倫をしてしまい、 相手の方に赤ちゃんができたので別れてほしいと 言われました。
主人のためと思って辛い治療も受けてきたのに、 ただただ悲しい気持ちでいっぱいでした。
私は主人と相手の女性に対して慰謝料請求を行いました。
女性は主人が妻帯者であることを知っていたので、 女性の両親から訴えの取り下げを条件に250万円を 示談金としてもらいました。
主人からは子どもがいないのだからということで 100万円しか出せないと言われました。 結果的にあわせて350万円をいただきました。
行政書士からの一言
色々と考えさせられる事例です。
ただ、法律的に言うととても効率的に動かれたと思います。
訴えておいて訴えの取り下げと条件に示談金を貰うなどというのは、専門家がよくアドバイスする方法だと思います。
女性から支払われた金額のほうが元夫からもらった金額より高いと言うのは少し変な気もしますが、法律上不真正連帯債務であることを考えれば致し方ないのかなという気もします。
慰謝料が支払われることによって法律的には問題が解決したということになるのですが、彼女の心情面では問題が解決していない事は明らかだと思います。
法律の至らないところだと思いますが、考えさせられるところです。
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