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同性愛の問題について


Relaxing couple
Relaxing couple / Tambako the Jaguar

女性同士の同性愛カップルなのだが、同性の同棲相手が男と浮気して出ていこうとしている。

慰謝料は請求出来るのか。

なんとも難し問題を質問されました。

愛が執着を意味すると捉えれば、性別の問題は関係ないのであって、同性であっても保護の対象とすべきである。

まあそのような考えもあるでしょう。

詳しい事は知りませんが、欧米で同性愛カップルの結婚を認めている地域はそのような考え方に基づくのかもしれません。

 

まずは確かなところから話を始めてみます

日本で問題なく認められているのは、

男女間の婚姻

婚姻継続中の不倫の慰謝料請求

です。

 

そこから発展して認められるのが、

男女間の内縁です。

内縁についてもできるだけ婚姻と同様に扱おうという考えです。

もちろん内縁を結婚と完全に同視するわけにはいかず、相続は認められないわけですが。

男女間の内縁関係についても貞操義務は認められるとされ、浮気した場合に慰謝料請求を認めた下級審判例があります。

 

さて、そうなると同性婚についてはどう考えるべきか。

 

これについては日本では法律も判例も認めていません。

しかし、「人が自己の性的指向に基づいて、パートナーと親密な関係を形成し共同生活を営むことを、個人の尊厳として保障すべきだとすれば、同性カップルを異性カップルと区別する必要はない。婚姻を認めることが出来るし、それがまだ社会的には承認され難いとすれば、登録制度を設けるべきだといえる」(二宮周平「家族単位から個人単位へ:自己決定権からのドメスティックパートナー法」赤杉康伸=土屋ゆき=筒井真樹子編『同性パートナー:同性婚・DP法を知るために』(社会批評社、2004)66頁以下)とされています。

憲法24条で、「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立し」と規定されていますが、この草案を作成したGHQの意図は女性の権利を確立することにあったのであり、異性カップルのみに婚姻を保障する規定とはいえず、民法で同性婚を認めたり、登録制度を設けることは、憲法には違反しないとされています。(二宮周平『家族法第2版』38頁)

ただ、登録制度が整うほどの社会的承認を得ていない段階なので、裁判上最終的に慰謝料請求などが認められる可能性は低いのかもしれません。

 

もちろん、内容証明で請求すること自体は何ら否定されるものではありません。

人は裁判所で動くものではありません。

思いをぶつけることでなんらかの変化は生じます。

そのためにも一定の効果を内容証明は持つでしょう。

 

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