内容証明の効果(よくある質問・基礎知識)
「内容証明を送ったら相手は返事をしなければなりませんか?」というお問い合わせがよくあります。
残念ながらそのようなことはありません。
では内容証明を送る意味なんてないのでしょうか?そうとも言えないでしょう。
内容証明を送る効果としてはとりあえずは二つあると思います
- 明確な権利主張
- 訴訟の準備
1の明確な権利主張は大事です。
相手に電話で「慰謝料払え!」と漠然と言っても無視されてしまうことが多いです。
「○○円払え!」というと具体的請求に近づきますが、これでも相手は無視してくるでしょう。
やはり形に残るものとして権利主張しておくことが重要です。
そこに行政書士と郵便局に関わってもらったら明確性が増します。
相手に本気さが伝わるでしょう。
そうなるとしぶしぶでしょうが支払いに応じてくるという場合が多々見られます。
そういう意味でまずはじめのステップとして明確な権利主張が大事だと言うことになります。
2の訴訟の準備ということですが、
相手が支払いに応じない時には最終的には訴訟を起こさなくてはなりません。
その際、ご自分でされるか弁護士に頼むかということになります。
弁護士に頼む場合、値段が定まっているわけではなく、弁護士それぞれで値段が違います。
それでもある程度金額が取られますから、ご自分で訴訟を起こすということになるでしょう。
そのような場合に、内容証明を作って送ったことを裁判所に示せば証拠として機能することになります。
裁判所で緊張してうまく喋れなかったとしても、「いいたいことは内容証明に書いたのですが・・・」と言えば対応してもらえます。
そういう意味で訴訟の準備にもなっているというのが内容証明の機能です。
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